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メキシコの小窓から


メキシコでの協力隊活動記録.
by naranjosveracruz

メキシコの村の小学生

メキシコ・リンコン村の小学生達です。
クラスは2クラスしかなくて、小学生1年生から3年生まで同じ教室、4年生から6年生までがもう一つの教室で勉強しています。この村は街から3時間くらいの所にあり、とても遠いので、先生も2人しかいないため、また、生徒も全校で50人くらいの小さな学校なので、2クラスしかないようです。
子どもたちはみんな元気です。
折り紙が大好きで、私が鶴やかえるの折り方を教えると、みんな喜んでいました。
メキシコの子どもたちは折り紙で遊んだことが無いようです。
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この小学校では、虫歯がとても多いので、私は、歯医者さんと一緒に、
子どもたちと虫歯予防教室を行いました。
生活が大変なので、虫歯になっても治療にいくことが出来ないことと、
歯ブラシを国から支給されても、使う習慣がないというのが問題のようです。
メキシコの子どもたちもあめやキャラメルなどの甘いお菓子が大好きなので、
歯みがきをしない子どもたちはみんな虫歯になってしまいます。

この日はお母さん達にも集まってもらい、一緒に青空の下で歯をみがきました。
水道が無いので、みんな家からボトルに水を持ってきてもらい、外でうがいをしました。
みんな「気持ちいいね~」と話していたので、今日をきっかけに、
家でも歯みがきを続けてくれればと思っています。
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日本の子どもたちは、みんな歯みがき頑張ってるかな~?
最後に、記念写真!歯もきれいになって、子ども達の笑顔もいっそう輝いて見えました。
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# by naranjosveracruz | 2007-02-01 01:27

任地を去る日

任地を去る日が来た。来ないと思っていたが、ついに来た、この日。
荷物も何とかまとまり、これまでお世話になった部屋を掃除。
そして、近所の人たちに挨拶を済ませ、
最後に家族に挨拶。

着いたばかりのころは、今より言葉も通じなかったから、
かなりコミュニケーションを取るのが大変だった。
買い物に行けば、野菜の名前、台所や部屋にあるものの名前、
一つ一つ教えてもらった。発音も通じなかったしね。
習慣や考え方の違いに、お互いがぶつかり、ギクシャクした事もあった。
でも、2年間、家も変わることなく、この家で彼らと一緒に過ごせたのは、
時間がかかったけど、本当の家族のように、一緒に笑ったり、
泣いたり、怒られたりしたからなのだろう、と思う。
ママは、私が何かに迷っていたり、ちょっと危ない道に反れそうな時
いつも、的確なアドバイスをくれた。泣きながら、話込んだこともあった。
確かに、日本の本当の家のようには気楽にしては居られないが、
最後は、なんともいえない、彼らとの出会いの重みを感じることが出来たように思う。

シティーに行くバス停には、友人達、職場の人たちが見送りにきてくれた。
涙が止まらなかった。
一人ひとりの顔を、今、思い出す。
TutyMario,Maestra Cris,Elvila,Simon, Salomon,Elda, Manuel, Dr,Dna.Estela,Flor,Dna Gloria,Dna Chelito,y Edgar.
さよなら、Naranjos.
また、みんなに会いに来るね。

みんなどうしているかな。
Feliz Ano Nuevo. les mando mil besos y fuerte brazos
Deseo de todoel corazon que mucha suerte.

# by naranjosveracruz | 2006-12-31 17:06

Te extraño

任地を去る少し前、私が少し寂しげな顔をしていると
「元気をだして」と友人が歌をうたってくれた。
Franca de vita という人が歌っている
月と出会いをテーマにした曲だった。
「月がきれいな夜、その月をみたら、
私や、ナランホスのみんなのことを
思い出してね。私達も、同じ瞬間に
君を思い、懐かしんでいるんだから。」
とても心に響く言葉を、その時もらった。

静かに歌ってくれたこの歌を、
日本に帰った今も時々思い出している。
そして、いつも月を探してしまう。
月を見つけると、いつも、
その時歌ってくれた時間に戻れる
気がするから。地球の裏側に居る大切な人たちの
ことを感じることが出来るから。

今日は残念ながら月(LUNA)を見つけられなかったな。
明日はきっと見えますように・・・。
Te extraño mucho....
Buenas noches.........

# by naranjosveracruz | 2006-12-17 00:13

お世話になった人たちとの別れ

残り1週間、残り3日・・・だんだん任地を去る日が近づいてきて、
荷物整理や最終レポートで追われる毎日。
でも、何が一番大きな最後の仕事だったかというと、
2年間お世話になった人たちとのお別れでした。

職場の愛しい同僚たち、いつも見守ってくれた通勤途中にある肉屋の親父さん
乗り合いタクシーのおじちゃん達、メルカドのおばちゃん達、
近所でいつも気さくに声をかけてくれた人たち、
ギターを教えてくれたドン・ルペルとさん、
トゥティー、マリオ、ドン・ビクトルさん、エドガル。
そして、2年間一緒に暮らした家族、ママ、レティー
ナシャ、マリフェル。
そのほかにもいっぱい、いっぱいの顔が浮かんでくる。

いま、日本に戻っても、メキシコに大切な家族をおいてきた感覚で、
彼らへの愛しい思いは続いている。
知り合いの方が私に言った。
“あなたのこころ」がまだメキシコにあるのかもしれないね。。。”

そうか、そうだったんだ。
まだ私の心はメキシコにあって、そこから少しづつ、日本にいる私に戻ってきている
途中なのかもしれない。
でも、そんな気持ちを大切にしたい。
時間がかかるかもしれないが、ゆっくり、メキシコで過ごした時間と今、これから
の自分をつなげていかなければならない。

いまでもくしゃみをすると、一人で
「サルー、グラシアス」って言っている。
そう言いたいんだから、しょうがないな。

# by naranjosveracruz | 2006-12-14 21:59

実は無事に帰国しました。

お蔭様で12月2日、無事に成田に着きまして、
先日実家の山形までたどり着きました。
こちらは雪がちらついたりしてて、
底冷えする寒さを久しぶりに感じてます。

帰国までの記録を、少しづつまた書き足していきますので、
よろしくです。

あ~、さみ~よ~。

# by naranjosveracruz | 2006-12-12 02:01