メキシコの小窓から


メキシコでの協力隊活動記録.
by naranjosveracruz
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パンを焼く釜


洪水のときに家庭訪問をした地域を見に行った。
被害に合った家々は完全に復興しており、普段通りの生活に戻っていた。
人々の話だと政府から義援金が出て、壊れた家を直したり、水浸しになって使えなくなった家具や電気製品を買うことができたという。人々もいつもどおりのんびりとした午後を過ごしている。

家庭訪問をしたときに案内してくれたパティーの家へ向った。
あの時とは地域の雰囲気が違っていたので、彼女の家が良くわからなかったが、何本か道を探してやっとたどり着いた。
「こんにちわ~」パティーの代わりに出てきてくれたのは彼女のお母さん。彼女は娘たちが夏休みの間出稼ぎに行っていて留守だった。
お母さんはおばあちゃんと一緒に庭先でせっせとパンの生地をこねていた。おばあちゃんはもう80歳近いが、ちょっと浮腫んだ手でせっせとパンを形作っていた。
その近くにはそれらを焼く大きな釜がドンっと腰をすえている。
土草で作られているらしい釜はモッコリとした山型で、扉を開けると中には赤く熱くなった薪がいい頃になっていた。
思わぬところで、おいしい場面に出くわした。
パン作りをじっと見ていた。小麦粉に水、膨らし粉、バター、卵を入れてコネコネ。さらに、どろっとした液体を入れたと思ったら、豚のラードだった。
だから何となく日本とは違う味がしたのかな。。。それにしても、ちょっとラードの量が多いね。

お母さんは「もういい頃だね」といいながら長くて先がへらたくなっている棒でパンを奥のほうに入れた。その姿は魔女の宅急便に出てくるパイを焼くおばあちゃんそのものだったね。
そして10分も経たないうちにあっという間に出来上がってしまった。すごい薪のオーブン。
「マコ、食べてみろ」ってくれた釜から出たばかりのパンをくれた、熱々の焼きたてのパン、しかも薪のオーブンで焼いたパンは、ほんとに、ほんとうにうまかった。
でも、日本で食べるようなふんわりとしたのではなく、ずっしりとした重みのある、ちょっとごわごわとしたパンでした。
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by naranjosveracruz | 2005-07-19 09:53 | おもしろいい人たち
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